2018年3月6日火曜日

春国岱「ふるさとの道」開通式

2018年3月4日


春国岱「ふるさとの道」開通式が行われました

2014年の低気圧と高潮など相次ぐ災害の影響で破損し閉鎖してきた春国岱の木道などの観察路を修繕するため、
根室市は昨年「ふるさと納税」の制度を活用したガバメントクラウドファンディングという手法によって全国のみなさんに資金提供を呼びかけ、その結果6317名の方から1億円以上の寄付金を寄せていただいたそうです。
この「ふるさとの道」という表現が一体いつから使われたのか知りませんが、素敵な表現だな、と思います。

開通式には、海星小中学校の児童や自然保護の関係者の方々など70名ほどが参加されていました
テープカットのあと、参加者は市民ボランティアガイド「ねむろトコロジスト」の方々のガイドをうけながら、復旧した森林部分を通る「アカエゾマツコース」という300メートルぐらいの木道の上を歩きました。
木道の下の地面は厚く固い雪と氷に閉ざされ、肌を刺す冷たい風が強く吹いていましたが、目の前に広がるアカエゾマツやトドマツ(?)の林と立ち枯れた木々、低気圧の被害なのか横倒しになって根の裏側を見せる巨木や、その倒れた木の上からまた新たな樹木が生えてくる、といった春国岱のありのままの自然の姿を満喫し、タンチョウやハクチョウ、キタキツネなどが姿を見せると歓声をあげていました。

木道の散策のあとに「トコロジスト」のガイドの方は、木道と同じく今回修復したロープを張った砂丘の方に向かう観察路のコース方も「スノーシュー(かんじき)を用意していますので、是非行ってみて下さい」と呼びかけていましたが、寒すぎて今回は失礼して早々に帰ってしまいました
後日参加された方の話を伺うと「大変すばらしい景色だった」、「夕日が見える時間だと、さらにすごい景色だったのではないか」とのことです。
ぜひ今度は機会をみてそちらのコースも行ってみたいと思います。

市の担当課によると木道等の修繕工事は今回で完了だそうです。
これからさらに何らかの整備を行うかどうかについては、そういった市民等の要望があった場合に、あらためて自然保護団体など関係機関と協議・検討していきたいとしています

川の上をわたるキタキツネ
開通式のテープカット
市民ボランティアガイドの方の説明を受ける参加者
参加記念品

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